高齢者講習とは

 人は年齢とともに記憶力や判断力が低下します。高齢になると肉体的にも体力や視力が衰え、若いときと同じではいられません。

そうした心身の変化を理解し、変化に応じた運転を心がけることが安全を守るために大切です。

 70歳以上の運転免許取得者に対し、免許証を更新する前に「高齢者講習」を受講することが1998年から義務化されました。受講しないと免許証の更新はできません。さらに2017年に高齢者講習制度が改正され、75歳以上の方は「認知機能検査」が強化されました。さらに、2022年には75歳以上の一定の該当者に「運転技能検査」か加わりました。


対象になるのは免許更新満了日の年齢が70歳以上の方が対象です。 

70~74歳までの方・・・「高齢者講習

75歳以上の方・・・認知機能検査高齢者講習運転技能検査(必要な方)


高齢者講習とは・・・

「座学」「運転適性検査」「実車指導」の3つの内容を受けます。

■座学(約30分)

映像などをみて、道路交通の現状や運転者の心構え、交通ルールや安全運転などに関する知識を確認します。

■運転適性検査(約30分)
器材を使って静止視力、動体視力、夜間視力、視野の検査をします。

■実車指導(約60分)
課題に合わせて、教習所のコース内を実際に運転します。課題は右左折、信号通過、一時停止、クランク、S字カーブなどがあります。運転の状況に応じて指導員からアドバイスを受けます。

高齢者講習は合否の判定はなく、受講後、「高齢者講習終了証明書」が交付されます。


認知機能検査とは・・・

75歳以上の方は、高齢者講習の前に認知機能検査を受けることになります。

記憶力や判断力を測定する検査です。検査項目には、時間の見当識、手がかり再生という2つの項目があります。現在の年月日を答えたり、16種類の絵を記憶して何が描かれていたかを回答するといった検査です。

この検査結果で、「認知症のおそれなし」と判定された方は高齢者講習を受けます。また「認知症のおそれあり」と判定された方は医師の診断が必要です。 もし、診断結果が認知症と判断された場合は、運転免許の停止または取り消しの対象になります。

運転技能検査とは・・・

75歳以上のドライバーが一定の違反をした場合、免許更新前に「運転技能検査」を受けます。この検査に合格しない場合、免許の更新ができません。なお、運転技能検査は更新期間満了までは繰り返し受検が可能です。また、合格しない場合でも、普通免許を一部自主返納し、原付・小型特殊のみで更新することが可能です。

一定の違反は、「信号無視」「通行区分違反」「通行帯違反等」「速度超過」「横断等禁止違反」「踏切不停止等・遮断踏切立入り」「交差点右左折方法違反等」「交差点安全進行義務違反等」「横断歩行者等妨害等」「安全運転義務違反」「携帯電話使用等」


公安委員会から「ハガキ」が届きます。大変混雑していますので、届きましたらすぐにお電話もしくは来校して予約を取ってください。

住所地に限らずハガキに記載されている教習所であれば、どこでも受講可能です。

教習所により料金や空き状況、開始時間等も違いますのでご自身にあった教習所で予約をお願いします。


70~74歳までの方のハガキ

          75歳以上の方のハガキ

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対象年齢ではない方も読んでいただけると嬉しいです。免許を取れば無敵になれるわけではありません。自分を知ってそして、大切な人を知ってこれからの good Life を送るため、家族や仲間と話し合う機会をつくっていきしょう。